宅急便・宅配業者の料金を徹底比較。配送方法でお悩みのネットショップ担当者様必見!
目次
配送会社別の配送料でお悩みの方
ネットショップを運営している方やフリマアプリ利用者にとって、配送料はできるだけ抑えたいものですよね。できるだけ利益を上げるためには配送料の節約は必須です。
しかしさまざまな配送会社があり、どこを選べばよいのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は各配送会社の料金について徹底検証します。
各配送会社の特徴
ヤマト運輸
「クロネコヤマト」で知られる大手運送会社です。業界トップクラスの配達スピードを誇り、「宅急便」は個人、法人ともに幅広く利用されています。
60~200サイズの荷物の取り扱いがあり、それぞれに重さ規定が設けられています。
インターネットや電話で集荷依頼を行うと、自宅や職場まで取りに来てもらえます。
利用する配送方法によっては、「PUDOステーション」と呼ばれる宅配便ロッカーを利用できることもあります。
ヤマト運輸の営業所や取扱店、コンビニ(セブン・イレブン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ポプラなど)からの発送も可能。
持ち込み発送をした場合は持込割が適用されるのでお得です。
※コンビニの一部店舗ではサービスを取り扱っていない場合があります。
取り扱いサイズや配送方法、割引の種類が豊富に展開されているのがうれしいポイント。通常配送のほかに、「クール宅急便」や「ゴルフ宅急便」、「国際宅急便」など、用途に合わせたサービスを展開しているのが特徴です。
佐川急便
佐川急便の主な宅配サービスは「飛脚宅配便」と呼ばれます。160サイズ、30kg以下の荷物を取り扱っています。
ヤマト運輸と並んで配達スピードには定評があり、特に法人の利用が多いのが特徴です。
法人利用が多い背景には、法人契約を結ぶとお得に荷物が送れること、規定サイズ以上の大きさの荷物を送れる「ラージサイズ便」のサービスがあることが挙げられます。
そのほかにも、衣類をハンガーにかけた状態で送れる「飛脚ハンガー便」や、冷蔵・冷凍品を送れる「飛脚クール便」などの取り扱いがあります。
集荷依頼はインターネットや電話で行うことが可能です。
集荷以外で発送する場合は佐川急便の営業所、サービスセンター、取次店のいずれかに持ち込みます。
コンビニからの発送はできませんが、コンビニで荷物を受け取れるサービスがあるので、受取時の顧客の利便性を高めたい企業におすすめです。
この受取サービスを導入すると、専用システムで自動的に送り状発行と集荷依頼がされるので、企業側にもメリットがあります。
日本郵政
日本郵政は、郵便事業を土台として全国に張り巡らされたネットワークが強みです。主要な宅配サービスは「ゆうパック」です。
60~170サイズ、25kg以下の荷物を扱っており、営業所数が配送業者のなかでもっとも多いのが特徴。
用途別のサービスも充実しており、重量のある荷物に対応する「重量ゆうパック」、冷蔵品を送る「チルドゆうパック」のほか、ゴルフやスキーの荷物に特化したサービスもあります。
集荷依頼はインターネットまたは電話で行えます。土日・祝日に集荷依頼することも可能です。
荷物は郵便局窓口のほか、提携コンビニ(ローソン、ミニストップ、セイコーマートなど)に持ち込んで発送もできます。郵便局の窓口が閉まっている時間帯にはコンビニを利用すると便利です。
いずれの場合も持込割引が適用されます。
西濃運輸
西濃運輸の主な宅配サービスは「カンガルー特急便」または「カンガルーミニ便」です。特急便は20kg以上の大型荷物や2個口以上の荷物に対応し、ミニ便は事業所宛で60~130サイズ、20kg以下の荷物に対応しています。
冷凍・冷蔵品を送る「チルド便」をはじめ、個人情報を含んだ書類などを配送する「貴重品輸送サービス」、東京23区限定で当日中に配達できる「バイク便」など、用途に合わせたサービスも豊富です。
スポーツタイプの自転車を輸送する「自転車イベント便/輸送便」という他の配送会社にないサービスもあります。
また、法人向けのソリューションサービスが多数用意されている点が特徴的。大きな企業においては、煩雑な返品業務や物流業務全般をアウトソーシングするというのも選択肢のひとつとなります。
コンビニからは発送できないので、最寄りの営業所に荷物を持ち込むか、インターネットから集荷依頼をしましょう。
福山通運
福山通運の主な宅配サービスは「フクツー宅配便」です。60~160サイズ、30kg以内の荷物を扱っています。
冷蔵品を送れる「クール宅配便」や、ゴルフバッグやスキーバッグなど往復で利用する場合に便利な「往復宅配便」は個人での利用ができます。
法人のみが利用できるサービスとしては、当日に届く「福山グリーン便」や、コスト削減に役立つ「スペースチャーター便」などがあります。
スペースチャーター便は、ロールボックスパレット(102×102×175cn)に複数の荷物を詰めて送ることができるので、店舗への卸し作業など1カ所にいろいろな荷物を送りたい場合に便利なサービスです。
コンビニからの発送はできませんが、集荷サービスがあるのでインターネットまたは電話で集荷依頼をしましょう。
営業所へ持ち込みすると持込割引が適用されるのでお得です。
配送会社別の料金
60サイズの料金
60サイズの料金(税込) | |
ヤマト運輸(宅急便) | 1,040円 |
佐川急便(飛脚宅配便) | 880円 |
日本郵政(ゆうパック) | 970円 |
西濃運輸(カンガルー便) | 1,023円 |
福山通運(フクツー宅配便) | 1,100円 |
2022年12月現在
※60サイズ(2kg未満)で計算しています。
※料金は東京ー大阪間で計算しています。
メール便の料金
メール便の料金(税込) | サイズ規定 | |
ヤマト運輸
(クロネコDM便) |
上限167円
(契約ごとに異なる) |
3辺合計70cm以内[長辺34cm以内]
(厚み)2cm以内 (重さ)1kg以内 |
佐川急便
(飛脚メール便) |
300g以内:168円
600g以内:220円 1kg以内:325円 |
3辺合計70cm以内[長辺40cm以内]
(厚み)2cm以内 (重さ)1kg以内 |
日本郵政
(ゆうメール) |
150g:180円
250g:215円 500g:310円 1kg:360円 |
長辺34cm、短辺25cm以内
(厚み)3cm以内 (重さ)1kg以内 |
西濃運輸
(カンガルーPostalメール便) |
要問い合わせ | 36×25cm
(厚み)3cm以内 (重さ)3kg以内 |
福山通運
(フクツーメール便) |
要問い合わせ | 3辺合計70cm以内
(重さ)600g以内 |
2022年12月現在
※クロネコDM便、カンガルーPostalメール便、フクツーメール便は各配送会社との法人契約が必要です。
クール便の料金
クール便の料金(税込) | |
ヤマト運輸 | 1.260円 |
佐川急便 | 1,155円 |
日本郵政 | 1,195円(冷蔵のみ) |
西濃運輸 | 1,140円(冷蔵)
1,870円(冷凍) |
福山通運 | (要問い合わせ) |
2022年12月現在
※60サイズ(2kg未満)で計算しています。
※料金は東京ー大阪間で計算しています。
サイズ・種類別でもっとも安い配送料金
・60サイズでもっとも安いのは佐川急便
・メール便でもっとも安いのはヤマト運輸
・クール便:冷蔵でもっとも安いのは西濃運輸、冷凍で安いのは佐川急便
※ただし配送会社によってサイズや重さの規定、法人契約の要否などに違いがあります。事前にしっかり確認して最適な配送方法を選択しましょう。
配送会社を選ぶポイント
ネットショップ運営、オークションアプリを利用するうえでは、配送料のコスト削減は重要な課題。各配送会社のサービスを比較検討して、できるだけ安価な配送方法を選びましょう。
ただし、忘れてはいけないのがお客様の存在です。
選択した配送方法がお客様のニーズに合致しているかどうかもチェックして、お客様満足度をキープすることを意識しましょう。