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ネコポスが復活!サービス概要やクロネコゆうパケットとの違いを解説

「ネコポスって復活したの?たしか廃止じゃなかったっけ」

「ネコポスが復活したらしいけど、郵便局の方で扱っているサービスとはどう違うの?」

一度は廃止が決まったネコポスですが、2025年2月からもサービスの継続が決定して復活したため、このように戸惑う方もいるかもしれません。

そこで本記事では、復活したネコポスの概要やクロネコゆうパケットとの違いを解説します。

「ネコポスって復活したの?何か変わったのかな」と疑問をおもちの方は、ぜひご覧ください。

 

ネコポスが復活!2025年2月からもサービス提供の継続が決定

2025年01月21日、ヤマト運輸はサービス終了予定だったネコポスについて2月からも提供の継続を決め、復活を発表しました。

ネコポスは小さく軽い荷物を送るときに適したサービスで、ヤマト運輸と契約した法人と個人事業主のほか、フリマ・オークションを通じて個人が発送するときに利用できます。

Yahoo!ショッピングやAmazonなどのネット通販ではとくに重宝されていたサービスで、以下のように2020年度から2022年度にかけて、ネコポスは大きく個数を伸ばしていました。

参考:東洋経済「ヤマト「ネコポス」廃止、日本郵便に移管の切実」

しかし2023年6月19日にヤマト運輸は「物流の2024年問題」を主な原因のひとつとし、ネコポスを同年10月から順次終了を発表しました。

「物流の2024年問題」とは、トラックドライバーの時間外労働を改善する試みによって輸送能力が足りなくなる社会的な課題です。

ネコポスを廃止し、2023年10月1日から日本郵便へ委託することで「物流の2024年問題」へ対策すべく、ヤマト運輸は協業することにしたのです。

 

ところが「クロネコゆうパケット」はヤマト運輸が引き受けて郵便局へ引き継ぐ作業により、配達日数が3日~1週間かかる課題が生じました。

一部地域を除いて翌日に届くネコポスと比較して、仕組み上どうしても配達までの日数が伸びてしまうからです。

結果的に「早く商品を届けたい」というユーザーのニーズに応えるべく、ヤマト運輸はネコポスの復活を決めました。

もちろん日本郵便側にとってネコポスの復活は納得のいくものではなく、両社の亀裂が生じてしまう出来事でしたが、活用していたユーザーにしてみればうれしい決断といえるでしょう。

復活したネコポスのサービス概要

ここからは復活したネコポスのサービス概要について、以下5つをお伝えしていきます。

 

・サイズ

・料金

・配達日数

・追跡サービス

・補償

 

順番に見ていきましょう。

サイズ

ネコポスのサイズは、以下のとおりです。

ネコポスの大きさの上限は縦31.2cm以内・横22.8cm以内なので、よく使用されているA4サイズの書類を封入可能な角形2号封筒はそのまま入れられない点に注意が必要です。

余剰分を折り曲げると利用はできますが、難しい場合はネコポス以外の発送方法を検討しなければならないので知っておきましょう。

以下のような小さくて、軽い荷物への利用がおすすめです。

 

・薄手の衣類(Tシャツなど)

・服飾雑貨(マフラー、手袋など)

・アクセサリーなどの小物

・コミックや本

料金

ネコポスの料金は、全国一律です。

日本全国どこに送っても料金は変わりませんが、顧客ごとに価格が決められるため、一概にいくらとはいえません。

法人契約の内容、荷物の発送個数などさまざまな条件によって料金が異なるので、詳細はヤマト運輸の「法⼈(掛売り)契約をご検討中のお客さまへ」から打ち合わせをおこない確認しましょう。

配達日数

ネコポスは宅急便同様に、一部地域を除いて翌日に届きます。

日時指定には対応しておらず、ポスト投函である点が宅急便とは異なるので状況に応じて使い分けてください。

追跡サービス

ネコポスには追跡サービスがあり、送り状の伝票番号を入力すれば「荷物お問い合わせシステム」から確認できます。

いまどこに荷物が到着しているのか、営業所から発送されたのかなどがわかる仕組みです。

また送り主側がお届け完了eメールの送信設定をしていれば、届け先にはいつ投函されるのかがわかる投函予定通知と、完了したときの投函完了通知が送信されます。

発送側にも投函完了通知が送られるので、「無事に届いたかな?」と心配することもありません。

ネコポスには細かな追跡サービスがあるので、便利かつ安心して利用できます。

補償

ネコポスには紛失や破損に対しての補償があり、1個につき3,000円までです。

3,000円を超える荷物は、ヤマト運輸が提供する以下のサービスの検討が望ましいです。

 

・宅急便:30万円(税込み)まで

・宅急便コンパクト:3万円(税込み)まで

復活したネコポスとクロネコゆうパケットのサービスは何が違う?

復活したネコポスと、郵便局との協業で提供されているクロネコゆうパケットのサービスは、何が違うのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。

復活したネコポスとクロネコゆうパケットの違いは、荷物のサイズや日数、通知・転送サービスの有無が挙げられます。

ネコポス クロネコゆうパケット
サイズ 【上限】

縦:31.2cm以内、

横:22.8cm以内

【下限】

縦:23cm以上、

横:11.5cm以上

【上限】

縦・横・厚さの3辺合計:60cm以内

長辺:34cm以内

【下限】

縦:14cm以上、

横:9cm以上

厚さ 2.5cm以内 1cm~3cm
重さ 1kg以内
料金 顧客ごとに設定
発送 ヤマト運輸
配達 ヤマト運輸 郵便局
日数 一部地域を除き翌日 3日~1週間
お届け希望日 設定不可
補償 3,000円まで
通知 あり なし
転送 不可 郵便局の転居・転送サービスに対応

ネコポスでは配達までにかかる日数が短く、通知が来るので配達までの家庭がわかりやすい一方、クロネコゆうパケットはサイズに柔軟で、郵便局の転居・転送サービスにも対応しています。

両サービスの違いを比較しながら、状況に応じて適切なサービスを利用するといいでしょう。

復活したネコポスの送り方

ここからは復活したネコポスの送り方は、ヤマト運輸と契約した法人や個人事業主、あるいはフリマアプリやオークションサイトを利用する個人によって変わり、以下のとおりです。

【ヤマト運輸と契約した法人や個人事業主】

STEP1|法人(掛売り)契約をする
STEP2|荷物を梱包する
STEP3|あて名ラベルを作り、貼る
STEP4|ヤマト運輸営業所への持ち込み、または担当セールスドライバーによる集荷で発送する

 

【フリマアプリやオークションサイトを利用する個人】

STEP1|荷物を梱包する
STEP2|フリマアプリやオークションサイトを通じてあて名ラベルを作り、貼る
STEP3|ヤマト運輸営業所への持ち込み、または担当セールスドライバーによる集荷で発送する

 

ヤマト運輸と契約した法人や個人事業主の場合は、まず「法⼈(掛売り)契約をご検討中のお客さまへ」から法⼈(掛売り)契約をしましょう。

契約後は荷物を梱包できたら、「送り状発行システムB2クラウド」からネコポス専用のあて名ラベルを印刷して発送します。

一方フリマアプリやオークションサイトを利用するときには、法⼈(掛売り)契約は必要ありません。

荷物の梱包を終えたら、各サイトを通じてあて名ラベルを印刷して送るだけです。

事業として送るのか、個人として利用するのかによってネコポスの発送方法は変わるので知っておきましょう。

ネコポスを利用するときの注意点

最後に、復活したネコポスを利用するときの注意点を以下2つ解説します。

 

・専用のあて名ラベルでしか送れない

・送れない荷物があるので知っておく必要がある

 

順番に見ていきましょう。

専用のあて名ラベルでしか送れない

ネコポスは、専用のあて名ラベルを利用しなければ送れません。

ヤマト運輸には手書きの送り状がありますが、ネコポスには利用できないので知っておきましょう。

「送り状発行システムB2クラウド」、もしくはフリマアプリやオークションサイトを通じてあて名ラベルを発行してネコポスを発送してください。

送れない荷物があるので知っておく必要がある

ネコポスでは、以下の荷物は送れないので知っておきましょう。

 

・冷凍(-15℃以下)、冷蔵(0~10℃)で送る荷物

・「宅急便で送れないもの」に記載されている荷物

 

冷凍・冷蔵品はクール便でのみ発送でき、ヤマト運輸の「宅急便で送れないもの」に記載されている荷物はそもそもヤマト運輸自体で受け付けてもらえません。

事前に把握したうえで、ネコポスを利用できるか判断してください。

ネコポスが復活!梱包資材をお求めならコンポスへ

本記事ではネコポスが2025年2月からもサービス提供の継続が決定し、復活したことについて詳細やサービス概要をお伝えしました。

ネコポスは一度は郵便局との協業に切り替えることから廃止予定でしたが、2025年4月現在もサービスの提供を続けています。

クロネコゆうパケットと比較しながら、自身に合ったサービスを選択して利用しましょう。

また弊社コンポスでは、ネコポスの発送に利用できる梱包資材を取り扱っています。

梱包資材をお探しでしたら、ぜひご活用ください。

監修者紹介

日本最大級の梱包資材通販サイト、梱包材の専門店【コンポス】の代表。
長年、梱包資材業界に携わり、多種多様なお客様のご質問やお悩み、ニーズにお応えしてきました。
梱包資材に関するご質問やお悩みは何でもお気軽にご連絡ください。

【コンポス】のサイトについて

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