お菓子の梱包方法を解説!梱包材や押さえておきたいポイント・発送方法
「お菓子の梱包方法ってどうしたらいいのだろう?手渡しのときと違ってどんなことに気を配ればいいのかな」
「お菓子を梱包して販売したい!品質をしっかり保って相手に届けるには、どんな梱包の仕方がいいのだろう」
本記事ではお菓子の梱包方法にお悩みの方に向けて、梱包材や押さえておきたいポイント・発送方法を解説しています。
どれだけおいしいお菓子を相手に送っても、梱包方法を間違えれば割れや欠けの原因になります。
さらには品質を保てず、食べてもらえない可能性もあるので梱包方法には気を配らなければなりません。
ぜひ本記事を参考に、お菓子の最適な梱包方法をマスターしましょう。
目次
お菓子の梱包に必要な梱包材
お菓子の梱包に必要な梱包材は、以下のとおりです。
お菓子の梱包に必要な梱包材 | 用途 |
ビニール袋やOPP袋 | 匂い移りや水濡れの防止 |
紙袋や封筒、段ボール | お菓子を送るときに入れる。 大きすぎず、余白ができるだけない大きさにする |
気泡緩衝材(プチプチ) | 割れやすいお菓子を梱包時に保護する 段ボールの隙間埋めに使う |
テープ | ビニール袋や紙袋、段ボールなどを留める |
保冷剤 | 冷凍・冷蔵のお菓子を送るときに使う |
※「プチプチ」は川上産業株式会社が商標登録している気泡緩衝材です。
次の章からは実際に、お菓子の梱包方法を見ていきましょう。
【常温】お菓子の梱包方法
常温のお菓子の梱包方法は、以下3つのSTEPでおこないます。
1.お菓子に破損がないか確認する 2.ビニール袋やOPP袋に入れる 3.封筒や段ボールに入れて送る |
まずは梱包するお菓子に、破損がないか確認しましょう。
手作りであればお菓子自体の割れや欠け、市販品であれば包装に穴やキズ・へこみがないか確認してください。
そしてお菓子を包装する意味はもちろん、発送時の水濡れや匂い移りを防ぐためにも、ビニール袋やOPP袋に入れてテープでしっかり留めていきます。
ビニール袋よりOPP袋のほうがパリッとした材質の梱包材なので、手作り品ならとくに見栄えが良くなりおすすめです。
※OPP袋は100円均一でも販売していますので、手軽に購入できます。
最後は、お菓子の量や大きさに合った封筒・段ボールに入れて送りましょう。
封筒や段ボールが大きすぎると発送時に中で動き、破損の原因になるので、隙間は気泡緩衝材で埋めてください。
クッキーのような壊れやすいお菓子であれば、お菓子自体も気泡緩衝材で包んでおくと安心です。
封筒や段ボールの開封口はしっかりとテープで封をして、発送しましょう。
【冷凍・冷蔵】お菓子の梱包方法
冷凍・冷蔵のお菓子の梱包方法は、以下4つのSTEPでおこないます。
1.お菓子を事前に冷凍・冷蔵しておく 2.お菓子に破損がないか確認する 3.お菓子と保冷剤をそれぞれビニール袋やOPP袋に入れる 4.封筒や段ボールに入れて送る |
事前準備として品質を損なわないよう、冷凍・冷蔵で送るお菓子は梱包直前までしっかり冷やしておいてください。
運送会社のクール便はあくまで温度の維持をしながら発送するだけなので、予冷は非常に重要です。
そして梱包時は冷凍・冷蔵したお菓子とともに保冷剤を準備して、お菓子に破損がないか確認しながら、ビニール袋やOPP袋に入れていきます。
このとき保冷剤をそのまま梱包すると水滴が付き、お菓子が濡れてしまうのでまとめずに別々の袋へ入れるようにしましょう。
あとはお菓子と保冷剤の大きさに合った封筒や段ボールに入れ、隙間があればお菓子の破損防止のために気泡緩衝材を詰めて送ります。
お菓子を梱包するときの4つのポイント
つづいてお菓子を梱包するときに抑えておきたい、以下4つのポイントを解説します。
・箱の隙間を埋める
・砕けやすいお菓子は段ボールに梱包する
・手作りのお菓子はできるだけ早めに送る
・梱包するOPP袋やビニール袋を汚さないようにお菓子を入れる
順番に見ていきましょう。
箱の隙間を埋める
お菓子の梱包方法でお伝えしたように、お菓子を詰めたときに箱の隙間を気泡緩衝材で埋めてください。
隙間があると箱の中で動いてしまうので破損しやすく、お菓子同士がぶつかることもあります。
気泡緩衝材がなければ、クラフトペーパーなどを丸めて代用してもいいでしょう。
砕けやすいお菓子は段ボールに梱包する
軽くて薄い、ポテトチップスのような砕けやすいお菓子は段ボールに梱包すると、破損せずに送れます。
梱包に封筒を使用すると配送中にほかの荷物とぶつかり、届いたときには粉々になっている可能性が高まります。
砕けやすいお菓子は1つしか送らない場合でも、段ボールを用意して梱包したほうが安心です。
手作りのお菓子はできるだけ早めに送る
手作りのお菓子は、できるだけ早めに梱包して送りましょう。
なぜなら手作りのお菓子には添加物が入っていないため、品質を長期間保てないからです。
ただし焼き菓子やケーキなど、仕上がったときに熱いお菓子はしっかり冷まして、水蒸気が袋に付かないようにしてください。
水滴はカビの原因になるので、よく冷めているか確認したうえで当日中に梱包して発送しましょう。
梱包するOPP袋やビニール袋を汚さないようにお菓子を入れる
梱包するOPP袋やビニール袋を汚さないようにお菓子を入れると、見栄えが綺麗になります。
お菓子を袋に入れるときは、どうしても油分が袋の内側に付いてしまいがちです。
そのためOPP袋やビニール袋の中へお菓子を入れるときは、クッキングシートやワックスペーパーを利用するといいでしょう。
はじめにクッキングシートやワックスペーパーを丸めて袋の口へ入れ込み、反対側からお菓子を滑り込ませるように入れると、汚さずに梱包できます。
お菓子が壊れないだけでなく、見栄えも綺麗にして送ることも大きなポイントなので、梱包時は梱包材の汚れにも気を配っておきましょう。
梱包したお菓子の発送方法
梱包したお菓子の発送方法を、以下の表にまとめましたので参考にしてください。
運送会社 | 発送方法 | サイズ | 料金 | 常温 | 冷蔵 | 冷凍 |
日本郵便 東京⇔東京 |
定形外郵便 | 50g以内~ | 140円~ | 〇 | ||
レターパック | 340mm×248mm | 430円~ | 〇 | |||
クリックポスト | 3cm×25cm×34cm | 185円 | 〇 | |||
ゆうパック | 60サイズ~ | 820円~ | 〇 | |||
チルドゆうパック | 60サイズ~ | 基本運賃+225円~ | 〇 | |||
ヤマト運輸 関東⇔関東 |
宅急便コンパクト | 24.8cm×34cm または 20cm×25cm×5cm |
650円~
(+専用BOX70円) |
〇 | ||
宅急便 | 60サイズ~ | 940円~ | 〇 | |||
クール宅急便 | 60サイズ~ | 1215円~ | 〇 | 〇 | ||
佐川急便 関東⇔関東 |
飛脚宅配便 | 60サイズ~ | 910円~ | 〇 | ||
飛脚クール便 | 60サイズ~ | 基本運賃+275円~ | 〇 | 〇 |
参考:郵便局「国内の料金表」
参考:郵便局「レターパック」
参考:郵便局「クリックポスト」
参考:ヤマト運輸「宅急便」
参考:佐川急便「飛脚クール便」
※2024年12月現在の料金です
表を見ておわかりいただけるとおり、郵便局は冷凍品に対応していません。
サイズや料金だけでなく、常温や冷凍・冷蔵への対応の違いも注意して発送方法を選んでください。
お菓子の梱包材をお探しならコンポスへ
本記事ではお菓子の梱包方法について、梱包材やポイント・発送方法とともに解説しました。
お菓子の梱包方法は常温なのか、冷凍・冷蔵なのかによって異なります。
品質の劣化を防ぐ観点で冷凍・冷蔵のお菓子の梱包はとくに注意が必要となり、予冷を忘れず、保冷剤も添付して送るようにしましょう。
また、本記事で紹介した梱包時のポイントもしっかり押さえて、ベストな状態で送付先に届くように梱包しましょう。
梱包材の専門店である弊社コンポスでは、お菓子の梱包材を幅広く取り扱っております。
お菓子の梱包材をお探しであればぜひ、ご活用ください。