料金別納郵便の出し方を解説!手順や利用条件・注意点がまるわかり
「料金別納郵便の出し方って何?イベントのDMを送りたいんだけど、手順を知りたい!」
「料金別納郵便を出すときって注意点はある?出し方にどんな決まりがあるのかな?」
大量の郵便物の発送におすすめの料金別納郵便ですが、初めて出すときは手順や利用条件などわからないことばかりですよね。
本記事では、料金別納郵便の手順や利用条件・注意点を網羅してお伝えしますので、ぜひご覧ください。
目次
料金別納郵便の出し方
はじめに料金別納郵便の出し方をお伝えするにあたって、どのようなサービスなのか、概要とともに手順をお伝えします。
以下2つの内容を見ていきましょう。
・料金別納郵便は大量発送に最適なサービス
・料金別納郵便を出す手順
順番に解説します。
料金別納郵便は大量発送に最適なサービス
日本郵便が提供する料金別納郵便は、郵便物の大量発送に最適なサービスです。
企業であればイベント案内のDMや会報誌・商品カタログなどに活用でき、個人利用なら結婚式の招待状に利用しても便利でしょう。
料金別納郵便を利用する主なメリットは、以下3つがあります。
・切手がいらない
・料金を一括払いできる
・郵便物の差出状況を記録できる
第一に、料金別納郵便を利用する場合は切手を貼る必要がありません。
さらに郵便物を発送後に料金の一括払いができるため、手間を極力減らしながら送付作業の効率化を図れます。
また「別納郵便物等差出表」を記載するので、以下のような差し出し状況の記録が可能です。
・差出人の氏名・住所・電話番号
・差出日
・郵便物1通あたりの料金
・枚数
・合計金額
いつ、何通の郵便物を郵送したのかを把握できることから、郵送後の経理処理がスムーズになるでしょう。
普段から多くの郵便物を出すことが多いのであれば、ぜひ料金別納郵便を検討してみてください。
料金別納郵便を出す手順
料金別納郵便を出すときの手順は、以下のとおりです。
1.郵便局へ郵便物を持ち込む
2.別納郵便等差出票へ記入・提出する
3.料金を支払う
4.料金別納郵便の表示をする
料金別納郵便を出すときはまず、「差出郵便局名」と「料金別納郵便」を記載した郵便物を郵便局へ持ち込みます。
たとえば、銀座郵便局へ差し出す場合の「差出郵便局名」は「銀座局」と記載しましょう。
次に窓口で「別納郵便等差出票」を受け取り、必要事項を記載していき、郵便物と一緒に提出します。
郵便局の担当者が内容を確認してくれるので最後に料金を支払い、手続きは完了です。
料金別納郵便を出すときの利用条件4つ
ここまで、料金別納郵便の出し方として概要や手順をお伝えしました。
続いては料金別納郵便を出すにあたって、把握しておいていただきたい利用条件について以下4つ解説します。
・郵便物はすべて同一料金である
・同時に10通以上発送する
・郵便切手や現金等で支払う
・料金別納郵便の表示をする
順番に見ていきましょう。
郵便物はすべて同一料金である
料金別納郵便を利用するときは、郵便物の料金が同一でなければなりません。
たとえばさまざまな種類のDMを発送する場合に20通は200円、残りの10通は300円などと料金が変わってしまう場合は、料金別納郵便を利用できないため注意しましょう。
ただし、料金ごとに分けて料金別納郵便を利用することは可能です。
料金の異なる郵便物を料金別納郵便で出したい場合は、別納郵便等差出票を分けて各料金ごとに手続きをしましょう。
同時に10通以上発送する
料金別納郵便を出すときは、同時に10通以上の郵便物を発送しなければなりません。
ただし、例外として以下のサービスであれば、1通から料金別納郵便を利用できるので知っておくといいでしょう。
・ゆうパック
・重量ゆうパック
・ゴルフゆうパック
・スキーゆうパック
・空港ゆうパック
・電子郵便物(レタックス)
・国際小包
・EMS
郵便切手や現金等で支払う
料金別納郵便を出すときの料金は、郵便切手や現金等で支払います。
最近は現金を使用せず、オンライン決済や電子マネーなどによる支払いが主流になってきていますが、利用できないので注意しましょう。
ただし、クレジットカードの利用は可能です。
郵便局が規定する「現金等」には、現金のほか以下を含むとしています。
・有価証券
・郵便料金計器の証紙
・クレジットカード
自身や自社の都合に合った方法で料金を支払ってください。
料金別納郵便の表示をする
料金別納郵便を出すときは、以下のような「料金別納郵便」という表示をしなければなりません。
参考:郵便局「料金別納」
表示する場所は切手と同じ位置になるよう、縦長封筒なら左上に、洋封筒では右上です。
円形や四角形の大きさは2~3cmが目安で、表示の下部1/2をオリジナルの柄にしたり、広告を入れたりできます。
広告を入れる場合は2024年9月現在、差出通数やそのほかの条件に応じて料金を8%~43%割引してもらえます。
割引料金については、以下の郵便局のサイトを参考にしてください。
また「料金別納郵便」の上部にある「差出郵便局名」は、郵便物の外部に差出人の氏名と住所、もしくは居所を明確に記載することで省略が可能です。
荷物であれば「料金別納郵便」を「料金別納」と表記もできるので、より効率的な発送がおこなえるでしょう。
料金別納郵便で出すときの注意点3つ
ここまでで料金別納郵便を出すときの利用条件についておわかりいただけたら、最後は注意点をお伝えしていきます。
料金別納郵便で郵便物を利用するときの注意点は、以下3つです。
・100万円を超える場合は、郵便切手を使えない
・すべての郵便局で対応していない
・郵便ポストからの発送はできない
順番に見ていきましょう。
100万円を超える場合は、郵便切手を使えない
「料金別納郵便を出すときの利用条件4つ」では、料金を支払う手段は郵便切手や現金等とお伝えしましたが、100万円を超える場合は郵便切手を使えません。
以前は郵便切手を利用できましたが、2022年10月1日より規定が変更となりました。
そのため、100万円を超える多額の郵便物を料金別納郵便で発送する場合は、郵便局が規定する以下の現金等を用意しておきましょう。
・現金
・郵便局が定める有価証券
・郵便料金計器の証紙
・クレジットカード
すべての郵便局で対応していない
料金別納郵便は、すべての郵便局の対応はしていません。
集配郵便局や支社指定の郵便局のみで、取り扱われています。
そのため、料金別納郵便を出すときは利用予定の郵便局で取り扱っているのか、あらかじめ確認しておきましょう。
以下のサイトから、最寄りの郵便局を確認できるので活用してください。
郵便ポストからの発送はできない
料金別納郵便は、以下の理由から郵便ポストからの発送はできません。
・ポストへの大量投函が難しい
・最低通数といった条件の確認ができない
・料金の確認と精算ができない
・「別納郵便物等差出表」を確認できない
第一に、料金別納郵便は、最低10通以上の大量の郵便物を送付するときに利用できます。
ポスト投函では大量投函自体が難しく、最低通数を含む「料金別納郵便を出すときの利用条件4つ」でお伝えした条件の確認もできません。
また料金別納郵便は「別納郵便物等差出表」を記載し、郵便局員が実際の郵便物の数と種類を確認したのちに、正確な料金を算出されます。
しかしポストに投函してしまえば、これらの確認作業もできません。
それゆえ、料金別納郵便は郵便ポストからの発送はできないため、集配郵便局や支社指定の郵便局へ出向く必要があるのです。
料金別納郵便の出し方は簡単!梱包資材を調達するならコンポスが便利
本記事では料金別納郵便の出し方について、手順や利用条件・注意点を解説しました。
料金別納郵便は日本郵便が提供する、郵便物の大量発送に最適なサービスです。
利用方法や条件さえあらかじめ把握しておけば、料金別納郵便の出し方は難しくありません。
あらかじめ利用予定の郵便局で取り扱いが可能か確認したうえで、手続きをおこないましょう。
また、料金別納郵便を出すにあたって大量の梱包資材を調達するなら、弊社コンポスの利用が便利です。
14時までのご入金で即日発送もおこなっていますので、ぜひご活用ください。