国際小包の料金を大手3社まとめて解説!対応サイズまで紹介
「国際小包って料金はいくら?運送会社によって違うだろうから一番安いところに頼みたいな」
「国際小包を発送したい!どんな送り方だと料金を抑えられるのかな」
海外に住む家族や友人に国際小包を送るとき、せっかくなら料金を抑えて安くしたいですよね。
本記事では日本郵便とヤマト運輸・佐川急便の大手3社における国際小包の料金を、対応サイズとともにまとめて紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
国際小包の料金は3社を比較して選ぼう
国際小包を送るなら、大手である日本郵便とヤマト運輸・佐川急便3社の料金を比較して選びましょう。
各社で料金が異なるので、送りたい国際小包のサイズや輸送方法に合った運送会社を選ぶと、お得に発送できます。
また料金だけでなく、サービス内容や対応地域なども運送会社によって異なるので、考慮しながら検討してくださいね。
国際小包の料金|日本郵便
はじめに、日本郵便から発送できる以下の国際小包(航空便・SAL・船便)の料金と、国際スピード郵便のEMSを合わせて解説します。※SALは2024年7月現在取り扱い停止中
国際小包 | 航空便・SAL・船便 |
国際スピード郵便 | EMS |
日本郵便の国際小包とEMSを送れるエリアは、以下のように第1~5地帯まで分類されているので、発送先がどの地帯に当てはまるか確認しておきましょう。
第1地帯 | 中国・韓国・台湾 |
第2地帯 | アジア(中国・韓国・台湾を除く) |
第3地帯 | オセアニア・カナダ・メキシコ・中近東・ヨーロッパ |
第4地帯 | 米国(グアム等海外領土を含む) |
第5地帯 | 中南米(メキシコを除く)・アフリカ |
※2024年7月現在
また国によって利用できない発送方法があるため、あらかじめ日本郵便の「国・地域別の差出可否(差出可否早見表)」と「SAL郵便物の取扱国一覧」も合わせて確認しておいてください。
では、順番に国際小包の発送料金を解説していきます。
航空便
飛行機で国際小包を輸送する航空便の各地帯ごとの料金を、日数の目安とともに以下にまとめました。
重量 | 料金(税込) | 日数目安(東京から発送した場合) | |
第1地帯 | 1~30kg | 2,050~18,350円 | 9~11日 |
第2地帯 | 2,500~26,300円 | 9~21日 | |
第3地帯 | 3,850~55,200円 | 12~20日 | |
第4地帯 | 4,200~66,700円 | 18日 | |
第5地帯 | 4,550~64,850円 | 16~21日 |
※2024年7月現在
同じ国際小包の船便やSALと比較して航空便は料金が高くなってしまいますが、より早く相手に届けられます。
配達まで1か月かからないことから、本や衣類などから食品まで、荷物の内容を選ばずに輸送できる方法です。
SAL(※2024年7月現在取り扱い停止中)
SALの各地帯ごとの料金は、以下のとおりです。
重量 | 料金(税込) | 日数目安(東京から発送した場合) | |
第1地帯 | 1~30kg | 1,900~16,800円 | 2週間前後 |
第2地帯 | 2,300~20,100円 | 2~3週間前後 | |
第3地帯 | 2,800~32,600円 | 2~3週間前後 | |
第4地帯 | 2,900~32,700円 | 2週間前後 | |
第5地帯 | 3,500~41,100円 | 2~3週間前後 |
※2024年7月現在
SALは日本国内と発送先の国内では船便で輸送し、両国間は飛行機で輸送する国際小包です。
そのためSALは船便より速く、航空便より安く発送できますが、注意点として航空機の空きスペースを活用して荷物を輸送しています。
そのため空きスペースがなければ予定どおりに荷物を積み込めず、日数がさらにかかる可能性があります。
届く日にちをある程度把握して国際小包を発送したい場合は、航空便を検討したほうがいいでしょう。
船便
船便を利用する場合の各地帯の料金は、以下のとおりです。
重量 | 料金(税込) | 日数目安(東京から発送した場合) | |
第1地帯 | 1~30kg | 1,800~13,400円 | 3週間前後~2か月前後 |
第2地帯 | 2,100~14,600円 | 1~3か月前後 | |
第3地帯 | 2,500~15,900円 | 2~4か月前後 | |
第4地帯 | 2,600~20,900円 | 2~3か月前後 | |
第5地帯 | 2,700~21,000円 | 3~4か月前後 |
※2024年7月現在
船便は時間がかかる一方、国際小包のなかで料金をもっとも抑えられるメリットがあります。
賞味期限の短い食品や温度変化に弱い荷物などへの利用には船便をおすすめできませんが、雑貨や季節外れの衣類・長期保存のきく食品などを送るときに、検討してみるといいでしょう。
EMS(国際スピード郵便)
国際スピード郵便のEMSを利用するときの料金は、以下のとおりです。
重量 | 料金(税込) | 日数目安(東京から発送した場合) | |
第1地帯 | 500g~30kg | 1,450~26,600円 | 2~5日前後 |
第2地帯 | 1,900~33,350円 | 4~14日前後 | |
第3地帯 | 3,150~65,500円 | 5~17日前後 | |
第4地帯 | 3,900~75,100円 | 11~12日前後 | |
第5地帯 | 3,600~77,700円 | 8~14日前後 |
※2024年7月現在
荷物を早く届けられることからEMSは料金が高いので、賞味期限が短い食品や重要な書類など、急ぎで送りたい荷物の郵送に限定して利用するといいでしょう。
またEMSには、冷蔵・冷凍品を送れるクールEMS(冷蔵0〜10℃/冷凍-15℃以下)もあります。
対象地域は台湾・ベトナム・マレーシア・シンガポールの4カ国に限定されますが、海外では手に入らない日本食や話題のスイーツなどを送ることもできるので、活用してみてください。
国際小包の料金|ヤマト運輸
ヤマト運輸の国際小包「国際宅急便」の料金は、ゾーン1~4に分かれており、以下のとおりです。
ゾーン | 重量 | 料金目安(税込) | 日数目安 |
ゾーン1
韓国、台湾、香港など |
書類パック:
~1kg 国際宅急便: 2~25kg |
書類パック:1,300円
国際宅急便: 2,750~25,600円 |
3~7日前後 |
ゾーン2
オーストラリア、ニュージーランド、米国など |
書類パック1,600円
国際宅急便: 3,700~35,150円 |
4~11日前後 | |
ゾーン3
イギリス、フランス、ドイツなど |
書類パック2,050円
国際宅急便: 4,300~41,100円 |
4~10前後 | |
ゾーン4
ゾーン1~3以外 |
書類パック2,300円
国際宅急便: 8,500~71,550円 |
国際宅急便国別ガイド参照 |
※2024年7月現在
航空貨物のため比較的短期間で届けられることから、食品を含め衣類や雑貨・本など荷物を選ばずに送れます。
また紙の書類のみに利用できる「書類パック」があり、一般的な荷物を送るときよりも安く利用できるので、うまく使い分けると料金の節約になりおすすめです。
各発送先の国への詳細な料金は、ヤマト運輸の公式サイト「国際宅急便国別ガイド」を参照してください。
国際小包の料金|佐川急便
佐川急便の国際小包「飛脚国際宅急便」は、区分A~Hにエリアを分類しています。
書類を届けるドキュメントクーリエと、そのほかの荷物を輸送するスモールパーセルに分かれており、料金は以下のとおりです。
ドキュメントクーリエ〈書類〉 | |||
重量 | 料金 | 日数目安 | |
区分A | 500g~2kg | 4,840~7,260円 | 2~7日前後
※スモールパーセルよりは早い |
区分B | 4,840~7,260円 | ||
区分C | 5,830~7,260円 | ||
区分D | 6,930~10,010円 | ||
区分E | 8,470~11,550円 | ||
区分F | 6,930~12,650円 | ||
区分G | 12,100~13,200円 | ||
区分H | 12,100~20,240 |
※2024年7月現在
スモールパーセル〈書類以外〉 | |||
重量 | 料金 | 日数目安 | |
区分A | 500g~50kg | 5,830~67,210円 | 2~7日前後 |
区分B | 5,830~69,190円 | ||
区分C | 5,830~102,740円 | ||
区分D | 6,930~135,630円 | ||
区分E | 9,020~164,120円 | ||
区分F | 9,020~177,540円 | ||
区分G | 12,100~197,010円 | ||
区分H | 12,100~287,430円 |
※2024年7月現在
佐川急便の国際小包「飛脚国際宅急便」では、到着までの日数を公式サイトから確認することはできません。
そのため、詳細を知りたい場合はグローバルコールセンター(0120-18-9595)へ確認しましょう。
また注意点として、佐川急便の国際小包を利用する場合は、お客様コード(顧客コード)を取得する必要があります。
国際小包の発送直前に慌てることのないよう、事前にお近くの営業所に問合せをして、お客様コードを取得しておいてください。
国際小包の料金と一緒に対応サイズも確認
国際小包を発送するなら、料金だけでなく対応サイズも一緒に確認しておくことが大切です。
日本郵便とヤマト運輸・佐川急便の対応サイズを順番に見ていきましょう。
日本郵便
日本郵便の国際小包とEMSのサイズは、以下AもしくはBが基本的な対応サイズです。
参考:郵便局「国際小包」
ただし国によってはほかの基準を採用しているケースもあるので、発送前に以下の日本郵便公式サイトを確認すると安心です。
>国際小包(航空便・SAL・船便)の対応サイズ:「国・地域別情報」
>EMSの対応サイズ:「大きさ・重量制限一覧表」
ヤマト運輸
ヤマト運輸の国際小包「国際宅急便」の対応サイズは、以下のとおりです。
書類パックは「国際小包の料金|ヤマト運輸」でお伝えしたように料金が安い分、B4サイズ以内と小さなサイズとなるので注意してください。
佐川急便
佐川急便の国際小包「飛脚国際宅急便」の対応サイズは、以下のとおりです。
ただし沖縄県集荷分のみ、高さ50cm×幅65cm×奥行き65cm以内の規定があり、重量も40kg以内とされているので注意しましょう。
詳しくは佐川急便の公式サイト「飛脚国際宅配便 お取り扱いサイズ」を参考にしてください。
国際小包を発送するときの梱包材はコンポスでご用意がおすすめ
本記事では、国際小包の料金を解説するとともに、対応サイズをお伝えしました。
国際小包は日本郵便とヤマト運輸・佐川急便が代表的な運送会社であり、料金だけでなく対応サイズや取り扱うサービスも異なります。
発送したい荷物の内容も含めて、料金を比較しながら検討しましょう。
また梱包資材の専門店である弊社コンポスでは、梱包資材を幅広く取り扱っておりますので、国際小包を発送する際はぜひご活用ください。