緩衝材の代わりになるものって?緩衝材代わりの身近なグッズと注意点、梱包のコツも紹介!
「緩衝材ってわざわざ買わないとだめ?」
「急いで荷物を送りたいけど、緩衝材の代わりになるものが知りたい!」
とお困りではありませんか?
代表的な緩衝材と言えば気泡緩衝材(プチプチ※)ですが、いつも手元にあるとは限りませんよね。そこで今回は、身近にあるもので緩衝材の代わりになるグッズをご紹介します!ぜひ最後までご覧ください。
※プチプチは川上産業株式会社の登録商標です。
目次
緩衝材が果たす役割
そもそもなぜ緩衝材が必要なのでしょうか?まず緩衝材を使うと、配送中の衝撃を吸収してくれます。緩衝材には高いクッション機能があるため、大切な荷物が破損するのを防いでくれるというわけです。
また緩衝材を使うことで、箱や袋の隙間を埋めることが可能です。隙間ができると荷物が動きやすくなってしまうため、緩衝材を入れることで荷物を固定できます。
そして緩衝材は水濡れも防ぐことが可能です。例えば配送中の雪や雨で箱が濡れても、ビニール製の緩衝材で荷物を包んでおけば安心です。
以上のように、緩衝材には大切な荷物を守る役割があります。言い換えれば、これらの役割を果たすものであれば、身近なものでも緩衝材になり得ます。
緩衝材の代わりになる身近なもの
新聞紙やチラシ
緩衝材の代わりとして、まず新聞紙やチラシが挙げられます。クシャクシャに丸めれば、箱の隙間を埋めることが可能です。適度に空気を含ませて、ふんわりと丸めてください。
ただしインクが荷物にうつったり、見栄えが悪かったりするため、送る相手を選んで使用しましょう。また多すぎると受け取った人が処分するとき手間がかかるため、量にも注意してください。
タオルなどの布類
次にタオルなどの布類も挙げられます。例えばお皿などの割れ物を送る際に便利です。引越しのときには緩衝材として使用することで、その分かさばらずに荷物を送れるでしょう。
一方で、使用済みタオルだと相手への印象を悪くする恐れもありますので注意してください。
裁断した紙類
またシュレッダーなどで裁断した紙類も、緩衝材の代わりになります。開封時に紙がバラバラにならないよう、ビニール袋などに入れて利用しましょう。
ただし、個人情報など大事な情報が外部に漏れる恐れがある点に気をつけましょう。
スポンジ
さらにスポンジや、汚れを落とすメラミンスポンジでも代用可能です。必要な大きさにカットして、荷物の隙間に入れましょう。クッション性があるうえ、荷物を傷つけることもないため、割れ物の梱包に便利です。
デメリットとしては、コストパフォーマンスが良くない点が挙げられます。他の緩衝材と併用したり、大量に余って困っている場合にのみ利用したりしてください。
ティッシュ
そしてティッシュも、隙間を埋める緩衝材の代用品になります。普通サイズのティッシュはもちろん、無料配布されているポケットティッシュが大量に余って困っているときにも便利です。
見栄えは良くないため、荷物を送る相手を考慮して使いましょう。
ビニール袋や紙袋
またビニール袋や紙袋も便利です。中に空気を入れておけば荷物の隙間を埋めることができ、もらった相手も空気を抜くだけで簡単に処分できるメリットがあります。
しかし配送中に穴が空いたり、閉じ口が開いてしまったりして、空気が漏れてしまう恐れがある点に注意してください。
ダンボールの切れ端
加えてダンボールの切れ端も、緩衝材代わりになります。使い方は簡単。適度に折り曲げて、荷物の隙間に入れるだけ。元々の作りが丈夫なため、荷物を固定しやすい点がメリットです。
一方でもらった側の処分が大変だったり、耐水性がなかったりするデメリットもあります。
お菓子類
緩衝材の代わりとして意外なのが、お菓子類。特に袋状のものがおすすめです。適度に空気を含んでいるためクッション性があり、もらった側も食べられるというメリットがあります。
ただし賞味期限に注意しましょう。ものによってはお菓子の中身が粉々になってしまう恐れもあります。
ラップ
さらにラップも、緩衝材の代わりになります。紙類のように隙間を埋めるのではなく、荷物そのものを1枚のダンボールや厚紙の上に置き、ラップで巻いて荷物を固定する方法で利用可能です。ラップで荷物を包めば、一定の水濡れを防いだり、新聞紙など他の緩衝材から汚れが付着するのを防いだりするメリットがあります。
なお衝撃を吸収する機能はないため、他の緩衝材と併用することを検討してください。
荷物を守るためにオススメの緩衝材
新聞紙やビニール袋、ラップなど、身近にあるものでも緩衝材の代用は可能です。しかしそれぞれデメリットもあるため、コストパフォーマンスや受け取った相手の印象を考えなければなりません。
したがって荷物を守るために適切な緩衝材を選んで梱包することが大切です。梱包資材専門店なら用途に合った緩衝材を選ぶことができます。以下の表にまとめました。
緩衝材名 | 特徴 |
気泡緩衝材(プチプチ) | 小さな気泡が入っていることでクッション性が高く、大きさや形を自由に決めることができる。ビニール製なので耐水性も高い。 |
エアークッション | 中に空気が入った袋状のクッション。衝撃を吸収しやすく、大きさもあるため荷物を固定しやすい。 |
バラ緩衝材 | ポリエチレンなどでできた小さなまゆ型の緩衝材。他にも丸型や歯車型など、さまざまな形状があり、荷物の隙間を埋めることができる。 |
クラフト紙 | 梱包専用の紙型緩衝材。再生紙を使用したタイプも多く、環境に優しいうえ低コストである点が特徴。 |
梱包用ラップ | 荷物をしっかり固定できる樹脂フィルム。強い粘着力で、荷物をしっかり固定する。 |
荷物を守る梱包のコツ
緩衝材の代わりになる身近なものや、梱包専用の緩衝材について解説してきました。ただし緩衝材を用意しても、正しく梱包できなければ荷物が配送中に破損してしまう恐れがあります。ここでは荷物を守るための梱包のコツを解説します。
適切な大きさのダンボールを用意する
まず荷物に合った適切な大きさのダンボールを用意しましょう。ダンボールが大きいと荷物が中で動いてしまうため、緩衝材が大量に必要です。コストがかかるうえ、受け取った相手も緩衝材の処分に手間がかかってしまうでしょう。
無駄を省くためにも、荷物に合わせた大きさのダンボールを準備してください。
重さのあるものから入れる
次に荷物を守る梱包のコツとして、重さのあるものから先に入れることが大切です。軽いものから先に入れてしまうと、重さで荷物が潰れてしまう恐れがあります。品数も考慮して、入れる順番まで考慮しましょう。
見た目を考慮する
そして開封時の見た目まで考えることも重要です。例えばフリマサイトで購入した商品が届いたとき、梱包方法が雑だと相手に不信感を持ってしまいますよね。逆に丁寧な梱包方法で送られた商品なら、高評価につながります。
荷物を破損から守ること以外にも、受け取った人が開けるときの気持ちまで考えて梱包しましょう。
用途に合わせた緩衝材で、荷物を守ろう!
緩衝材には、荷物を配送中の破損や水濡れから守る大切な役割があります。身近なものでも十分に代用可能ですが、送る人や用途に合わせて選択することが重要です。
急ぎでない場合は、梱包専用の緩衝材で荷物を守りましょう。