片面ダンボールとは?メリット・デメリット、使い方や入手先を解説します!
「片面ダンボールって何?」
「片面ダンボールが欲しいんだけど、どこに売ってるの?」
とお困りではありませんか?
そこで今回は片面ダンボールについて解説します。片面ダンボールの特徴に加えて、メリット・デメリット、具体的な使い方や入手方法までご紹介します。ぜひご覧ください。
目次
片面ダンボールとは
ライナーが片面だけに貼られているダンボール
片面ダンボールとは、ライナーと呼ばれる平らな紙が片側にだけ貼られているダンボールのことです。
通常のダンボールは、波状の中芯を挟むようにして両面にライナーが貼られている二重構造。片面ダンボールはライナーが片側のみであることで、中芯が見える状態になっています。薄く柔らかいため、箱の形ではなくシートやロール状で販売されている点も特徴です。
メリット
片面ダンボールのメリットは、薄く柔らかいため、形を自由自在に変形できる点です。例えば丸型など、形が複雑なものでもしっかりフィットさせられます。また重ねることで強度を高められる点も魅力です。薄手であるため保管時にスペースをとりません。
さらにダンボールの素朴な風合いが演出できる点もメリットです。色がついた片面ダンボールを使用することで、装飾も可能。シンプルながらもオシャレな梱包が実現できます。
そして通常のダンボールの半分の資源で作られていることから、環境負荷が少ない資材だと言えるでしょう。
デメリット
一方で、片面ダンボールにはデメリットがあります。まずライナーが片面にしか貼られていないため、通常のダンボールに比べると強度が落ちる点が挙げられます。包むものの重さを考慮して梱包しましょう。
また入手が難しい点もデメリットとして挙げられます。通常のダンボールならスーパーマーケットなどでも購入できますし、何か荷物が届いたときの空き箱を利用することも可能です。必要な量にもよりますが、片面ダンボールだけを探そうとなると、なかなか見つけられないかもしれません。「片面ダンボールはどこで売っている?」の項目で入手方法もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
片面ダンボールはどんなことに使える?
緩衝材として
片面ダンボールは、緩衝材として使うのにぴったりです。クッション性があるため、底じきとして利用すれば、配送中の衝撃を吸収してくれます。
また梱包したい荷物の大きさに合わせて自由に大きさを決められるため、お皿などの割れ物に巻いて入れたり、お皿とお皿の間に一枚ずつ入れておくことも可能です。
さらに片面ダンボールは水濡れにも強いため、濡れると困るものも安心して梱包できます。
工作道具として
片面ダンボールは、工作道具としても便利です。通常のダンボールは、はさみで切るには力が必要です。一方片面ダンボールなら、ライナーが一枚しかないため容易にカットできます。
加えて変形も力を入れずにできるため、曲げたり折ったりして好きな形をつくることが可能です。例えば何重にも丸めて車のタイヤにしたり、丸めたものを中心から押し出して円錐形にし、木の形に見立てたりできます。
ラッピングとして
さらに片面ダンボールは、ラッピングとしても最適な素材です。クラフト紙特有の落ち着いた雰囲気があり、波状の中芯がかわいらしさも演出します。例えばタオルやハンカチなどを丸めて周りに片面ダンボールを巻きつけ、リボンなどで装飾することが可能です。
またカラーの片面ダンボールを利用すれば、カラフルでより華やかなラッピングができます。フリマサイトやオークションサイトの利用者にとっては、低コストで簡単にラッピングできる、欠かせない素材だと言えるでしょう。
片面ダンボールを使用した商品
梱包材の専門店コンポスが販売している、片面ダンボールを活用したクッション封筒が梱包におすすめです。従来のクッション封筒はエアクッションでしたが、『紙製 薄片段クッション封筒』は片面ダンボールでクッション性を実現させました。しっかりと衝撃を吸収しつつ、従来よりも薄くなったため、品物の出し入れがしやすくなっている点が特徴です。
またプラスチックを使わず全て紙製であるため環境にも優しいとして、大手企業からも注目されています。さらに低コストな点も魅力。大量購入すれば1つあたりの単価も下がるため、定期的にクッション封筒を使いたい企業や法人におすすめです。
『紙製 薄片段クッション封筒』の大きさは2種類。DVDなどを送るのに最適なサイズ(255×195+50mm)と、ネコポス最大対応サイズ(307×223+50mm)です。クッション封筒をお探しの方は、ぜひ一度下記のWebページをご覧ください。
片面ダンボールはどこで売っている?
ホームセンター
片面ダンボールは、ホームセンターで入手できます。ただし大型のホームセンターでないと品揃えが少なかったり、そもそも取り扱いがなかったりする恐れがあります。取り寄せになって時間がかかることも考えられるため、できれば大型のホームセンターで探してみましょう。
100均
また100均でも片面ダンボールを購入できます。小さなサイズに限られますが、カラーの豊富な店舗もあります。
名称としては片面ダンボールではなく、「カラーダンボール」や「梱包用ダンボール」として販売されているようです。事前にWebサイトで調べたり、店舗に問い合わせたりしておくと良いでしょう。
ネット通販
そしてネット通販でも、片面ダンボールを購入可能です。梱包資材専門店なら、大きさや長さなど、用途に合わせたサイズを選択できます。
大量に必要な場合は単価を抑えて注文でき、自宅や事務所まで運んでくれるため、たくさん使用したいときはネット通販で入手しましょう。
自作
加えて片面ダンボールは自作することも可能です。通常のダンボールのライナーを一枚はがせば、中芯が見える形になります。
作り方としては、まずダンボールに水を含ませて、ゆっくりと片側のライナーを剥がします。その後しっかりと乾燥させれば片面ダンボールの完成です。
ただし水に濡らしているため、乾燥させても強度は落ちます。見た目が綺麗にならない場合もあるため、利用する際は荷物を受け取る相手の印象も考慮してください。
片面ダンボールの特徴を理解して、上手に活用しよう!
片面ダンボールは、ライナーを片面だけに貼っているため、自分で思った通りに形を作れる点が特徴です。独特な風合いを活かしてラッピングに使ったり、子どもの工作に使うこともできます。
通常のダンボールに比べれば強度は落ちますが、特徴を理解して、さまざまなシーンに活用してみてください!