スーツケースは郵送できる?配送方法と料金、梱包のポイントを解説!
「スーツケースって郵送できる?」
「スーツケースの配送料金っていくらなの?」とお悩みではありませんか?
本記事では、スーツケースの配送方法を解説します。配送会社ごとのサービスや料金、梱包時のポイントなどもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
スーツケースのサイズを確認しよう
スーツケースを配達してもらいたいときは、まずスーツケースのサイズを確認しておきましょう。サイズや重さによって、配送方法や料金が異なるからです。
以下に一般的なスーツケースのサイズを記載しました。宅配便のサイズも併せて記載しましたので、現在持っているスーツケースや、今後購入する際の参考にしてください。
宿泊日数 | 容量 | 3辺合計(宅配便のサイズ) |
1~3泊用 | 30L程度 | 120㎝以内(120) |
3~5泊 | 30~60L程度 | 140㎝以内(140) |
5~10泊 | 60~80L程度 | 150㎝以内(150) |
10泊以上 | 80~90L程度 | 170㎝以内(170) |
上記はあくまで目安です。特に縦・横・幅(厚み)の長さの合計は、配送料金に直結する部分ですので、しっかり測っておきましょう。
スーツケースの配送方法と各料金
本項目では、スーツケースの配送方法と料金を解説します。配送会社ごとに、120~200サイズのスーツケースを、東京から福岡まで配送した場合の料金を計算しました。
日本郵便
日本郵便でスーツケースを送るときは、「ゆうパック」と「空港ゆうパック」が利用可能です。「ゆうパック」はスーツケースの3辺合計が170cm以下、重さ25kgまでなら利用できます。サイズごとの送料は以下の通りです。
3辺合計(サイズ) | 送料(円) |
120cm以下(120) | 2340 |
140cm以下(140) | 2680 |
160cm以下(160) | 3010 |
170cm以下(170) | 4140 |
(2024年1月現在)
一方「空港ゆうパック」はスーツケースだけでなく、スキーやゴルフ道具などの荷物も配送できるサービスです。出発の前日までに空港に荷物を配達してくれるため、搭乗日に空港のカウンターで受け取りができます。併せて空港のカウンターから自宅などに荷物を送ることも可能です。
サイズの規定は「ゆうパック」と同じですが、1辺の最大が150cm以下である点にご注意ください。スキー道具の場合は、210cmまで配送可能です。
送料は「ゆうパック」の基本運賃に800円追加した金額です。例えば上記の例で120サイズのスーツケースなら、2340 + 800=3140円になります(2024年1月現在)。ただし利用できる空港が限定されている点にご注意ください。
ヤマト運輸
ヤマト運輸を利用してスーツケースを送るときは、「宅急便」と「往復宅急便」が利用可能です。 「宅急便」は3辺の合計が200cm以内、重さ30kgまでのスーツケースを送ることができます。送料は以下の通りです。
3辺合計(サイズ) | 送料(円) |
120cm以下(120) | 2370 |
140cm以下(140) | 2710 |
160cm以下(160) | 3030 |
180cm以下(180) | 4130 |
200cm以下(200) | 4790 |
(2024年1月現在)
「往復宅急便」はホテルなどの宿泊施設へ直接荷物を配達してくれるサービスです。帰りもフロントに預けるだけで自宅まで荷物を送ってもらえます。ただし重さが30㎏以内である点にご注意ください。送料は以下の通りです。
3辺合計(サイズ) | 送料(円) |
120cm以下(120) | 4540 |
140cm以下(140) | 5220 |
160cm以下(160) | 5860 |
180cm以下(180) | 8060 |
200cm以下(200) | 9380 |
(2024年1月現在)
上記の料金においては、営業所への持ち込みや、キャッシュレスでの支払いなどによって送料の割引も利用可能です。
佐川急便
佐川急便でスーツケースを送るときは、3辺の合計が160cm以内で重さ30kg以内なら「飛脚宅急便」を、3辺合計が160㎝以上で重さ50㎏以内なら「飛脚ラージサイズ宅配便」を利用可能です。送料は以下の通りです。
3辺合計(サイズ) | 送料(円) |
140cm以下(140) | 2460 |
160cm以下(160) | 2690 |
170cm以下(170) | 3890 |
180cm以下(180) | 4300 |
200㎝以下(200) | 5360 |
(2024年1月現在)
また「スマートクラブ」に登録することで、スキーやスノボ用品などを、スキー場や宿泊施設などへ往復で送ることも可能です。
スーツケースをメルカリで販売したとき
スーツケースをメルカリで販売し、売れた場合には、「らくらくメルカリ便」を利用して送るのが便利です。「らくらくメルカリ便」はメルカリとヤマト運輸が提携しているサービスですが、送料が全国一律である点がポイントです。
3辺合計(重さ) | 送料(円) |
120cm以下(〜15kg) | 1200 |
140cm以下(〜20kg) | 1450 |
160cm以下(〜25kg) | 1700 |
180cm以下(〜30kg) | 2100 |
200㎝以下(〜30kg) | 2500 |
(2024年1月現在)
距離によって送料が変動しないため、一般的な「宅急便」に比べてかなりお得にスーツケースを送ることが可能です。ただしサイズごとに重さが設定されている点に気をつけましょう。
スーツケースの梱包方法
ジッパーを閉める
スーツケースを梱包するときは、まずジッパーをしっかり閉めましょう。移動中や配送中に荷物が飛び出すことを防止したり、隙間から水などが入って荷物が濡れたりしないようにするためです。
またスーツケースによっては、鍵をかけられるタイプのものもあります。中身の飛び出し防止に加えて、防犯上の観点からも鍵はかけておくと良いでしょう。ただし鍵を忘れずに持って行くようにしてください。
壊れやすい部分を保護する
またスーツケースを梱包するときは、壊れやすい部分を保護することをおすすめします。特にフリマサイトなどで販売するときには、持ち手やローラーといった部分を緩衝材で保護しておきましょう。
万が一配送中の衝撃で破損してしまうと、商品として成り立たなくなる恐れがあります。プチプチなどの緩衝材を丁寧に巻きつけて、衝撃を和らげる工夫が必要です。
水濡れに注意する
そしてスーツケースを梱包するときには、水濡れにも注意する必要があります。配送中の雨や雪などで、隙間から水滴が入り、中の荷物が濡れてしまう恐れがあるからです。よってカバーをかけたり、ビニール袋に入れたりして保護しましょう。
なお配送会社によっては、スーツケース専用のカバーを販売している所もあります。またプチプチなどの緩衝材をスーツケース全体に巻きつければ、水濡れ対策と破損対策を同時に行うことが可能です。
段ボールで補強する
さらにスーツケースの梱包方法として、段ボールで補強する方法も挙げられます。例えば大きめの段ボール箱に入れたり、シート状の巻き段ボールを活用して補強したりすることが可能です。
梱包材専門店なら、スーツケースの大きさに合った段ボールや巻き段ボール、緩衝材などが見つけられます。ぜひご活用ください。
目的に合った方法でスーツケースを送ろう!
スーツケースを郵送・配送するときには、サイズを確認したうえで利用するサービスを選びましょう。料金だけでなく、重さの上限や利用条件が設定されている場合もあるため、目的に合った方法を選ぶことが大切です。
各配送会社のサービス内容を比較検討し、スムーズにスーツケースを送りましょう。