佐川急便は置き配できないって本当?佐川急便の置き配を利用するメリットと注意点
ライフスタイルが多様化する中で、不在時でも荷物を指定した場所に置いてもらえる「置き配」を活用するケースが増加しています。
そんな中、
「なかなか荷物を受け取れないから置き配を頼みたい!」
「でも、佐川急便は置き配ができないって本当?」
とお悩みの方もいらっしゃるようです。
本当に佐川急便では置き配が不可能なのでしょうか?
結論からいうと、「佐川急便での置き配は可能」です!
ただし、利用にはいくつか条件があります。
今回の記事では、佐川急便の置き配について詳しく解説しますので、ぜひ参考にご覧ください。
目次
佐川急便で置き配を利用できる条件
佐川急便で届けられる荷物を置き配してもらうことは可能です。
ただし、置き配の利用に条件がある点にご注意ください。
知らないまま置き配してもらうおとすると、荷物がスムーズに受け取れなかったり、トラブルになったりする危険性があるからです。
以下で佐川急便における置き配の条件を確認しましょう。
契約している出荷元であること
佐川急便での置き配とは、2020年5月よりスタートした「指定場所配送サービス」による配送のこと。本サービスの利用条件として、佐川急便と契約している出荷元であることが必要です。
例えばECサイトで商品を購入したとき、出荷元(販売会社)が佐川急便と「指定場所配送サービス」の契約を結んでいなければ、購入者は商品を置き配してもらうことはできません。契約している出荷元であれば、購入時に置き配を希望できます。詳しい方法については、「置き配の方法」でご説明します。
対象となる荷物であること
佐川急便で置き配を利用するためには、送ってもらう荷物が「指定場所配送サービス」の対象であることも必要な条件です。対象となる荷物は以下の3つの方法で配送される荷物です。
配送方法 | 概要 |
飛脚宅配便 | 3辺の合計が160cm以内、重量30kg以内の荷物を配送する通常の方法 |
飛脚航空便 | 航空機を使用することで、荷物を翌日中に配送する |
飛脚ジャストタイム便 | 受取時間を詳細に設定できる配送方法。なお受取人は法人に限られる |
佐川急便には他にも「飛脚ゆうパケット便」や「飛脚ハンガー便」など、目的に応じたさまざまな配送方法がありますが、上記3つの配送方法以外では置き配できませんのでご注意ください。
なお置き配を利用する場合は、荷物の置き場所に加えて「時間指定サービス」と「指定日配達サービス」を併用し、日時も指定することが可能です。
置き配の方法
佐川急便で置き配を利用したい場合、一部条件を満たした荷物であることが必要であると解説しました。では実際に置き配をする方法はどのように行えば良いのでしょうか。ここでは具体的な方法と、注意点を併せて解説します。
場所を指定する
佐川急便と「指定場所配送サービス」の契約を結んでいる出荷元であれば、商品を購入するときに置き配ができる旨を案内してくれます。
例えばECサイトで商品を購入したら、「指定場所配送サービス」で荷物の置き場所を「玄関」や「宅配ボックス」などと指定しましょう。併せて「時間指定サービス」や「指定日配達サービス」で配達日時を指定することも可能です。
配達時は、配達員が指定された場所に荷物を置いたうえで状態を撮影し、配送完了となります。
インターホン越しに伝える
次に置き配の方法として、インターホン越しに伝える方法が挙げられます。出荷元が佐川急便と「指定場所配送サービス」の契約を結んでいない場合は、基本的に置き配はできません。ただし在宅時に荷物を玄関に置いてもらうことは可能です。
例えば荷物配達時に手が離せなかったり、人との接触を避けたかったりすることがありますよね。そういった場合は、配達員にインターホンで荷物の置き場所を伝えましょう。
ただし在宅時に利用できる方法であり、不在時には置き場所を指定できませんのでご注意ください。
サインは省略できる
佐川急便で置き配を利用する場合は、サインを省略することができます。例えば「指定場所配送サービス」で荷物を送ってもらった場合は、配達員が荷物の置き場所を撮影したことで配送完了となります。
また感染症予防の観点から、在宅時に非対面で荷物を置いてもらった場合にも、サインや押印を省略できるようになりました。
ただし代金引換サービスを利用した荷物や、内容品が高額な荷物などの場合は、非対面での受取やサインの省略などできませんのでご注意ください。
配達員に依頼はできない
佐川急便では、「指定場所配送サービス」で置き配を利用することができます。また、在宅時に限り、インターホン越しに置き場所を伝えることも可能です。一方で、配達員に個人的に置き配を依頼することはできません。
なぜなら置き配による荷物の破損や盗難の恐れがあり、トラブルを避けるために直接受け渡しが原則となっているからです。荷物をスムーズに受け取るためにも、正しい手順にのっとって活用しましょう。
加えて置き配を利用する場合でも、破損や盗難のリスクを抑えるために、専用ボックスを設置するなどの対策を検討しましょう。
置き配できないときの対策
佐川急便での置き配の方法を解説してきました。一方で出荷元が佐川急便と置き配の契約をしていなかったり、不在時が多かったりして荷物をスムーズに受け取れない場合もありますよね。ここでは佐川急便での置き配ができないときの対策をご紹介します。
コンビニで受け取る
まずコンビニで受け取る方法が挙げられます。出荷元(販売先)が佐川急便の「コンビニ受け取りサービス」に申し込んでいる場合は、ローソンもしくはミニストップで荷物を受け取ることが可能です。
なお受け取ることができる荷物は3辺の合計が100cm以内で、全体の重さが10kg以内である必要があります。また飛脚宅配便のみが対象で、メール便や飛脚航空便の荷物は受け取れません。さらに店舗によっては受け取れない場合もありますので、購入時に確認しましょう。
「PUDOステーション」を利用する
佐川急便で置き配を利用できない場合、「PUDOステーション」を利用する方法もあります。「PUDOステーション」とは、スーパーや駅など街のさまざまな場所に置かれた宅配便専用ロッカー。宅配業者に関わらず、日時を気にせず自分の好きなときに、自由に荷物を受け取ることができます。
置き配ができず、不在時が多くて荷物が受け取れない場合は、勤務先付近や帰り道にある「PUDOステーション」で荷物を受け取りましょう。ただし利用できるのは、再配達の荷物のみである点に注意してください。
置き配のメリット
非対面で受け取れる
置き配のメリットとして、まず非対面で受け取れるという点が挙げられます。配達員と直接顔を合わせることなく荷物を受け取ることができるので、作業を中断する必要がありません。不在時はもちろん、料理中や入浴中など、在宅時でも便利な方法です。
また他人との接触を避けることができ、感染症対策にもなります。加えて事前に置き配を指定できれば配達員がインターホンやチャイムを鳴らさないため、子どもの寝かしつけ中や仕事中でも妨げになりにくい点もメリットです。
配達時間を気にしなくて良い
次に置き配のメリットとして、配達時間を気にしなくて良いという点も挙げられます。通常の配達方法の場合、配達時間がわからなかったり、時間帯指定しても間隔が長かったりして、家を空けることができなくなってしまいますよね。
しかし置き配ならあらかじめ場所を指定してあるため、家を不在にしても荷物を受け取ることが可能になり、時間を有効活用できます。加えて不在時でも再配達の必要がなくなり、配達員の負担軽減にもつながる点がメリットです。
置き配の場所を選択できる
さらに置き配は、場所を選択できる点もメリットです。例えば専用の宅配ボックスが設置されている集合住宅がありますが、大きい荷物や重たい荷物は自宅まで運ぶのも一苦労ですよね。玄関前に置いてもらえれば、手間なく荷物を受け取ることができます。
また雨風を避けることができる倉庫や、鍵つきのボックスを指定すれば、破損や盗難といったリスクも最小限に抑えることが可能です。ライフスタイルに合った場所を選択しましょう。
佐川急便の置き配は条件つき
佐川急便では、「指定場所配送サービス」で置き配を利用することができると解説してきました。ただし、発送元が佐川急便と契約していること、「指定場所配送サービス」の対象荷物であることが条件です。
置き配することで不在時でも簡単に荷物を受け取ることができるので、生活に合わせて上手に活用してみてください!
その他、佐川急便の便利なサービスはこちらでもご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。