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クール便の梱包・発送方法|クール便の梱包方法や送り方のポイントも解説

クール便〜代表的なクール便の種類〜

生鮮食料品や冷凍食品の発送時に、中身の鮮度や温度を維持しながら荷物を送れる「クール便」。

クール便の梱包や発送の仕方はどうしたら良いのかお悩みではありませんか?クール便には冷凍と冷蔵の2種類の取り扱いがあり、最適な梱包方法があります。この記事ではクール便の概要や大手配送会社3社の代表的なサービス内容や梱包方法のポイント、おすすめの梱包資材について紹介します。クール便を利用する際の参考にしてください。

クール宅急便

クール宅急便はヤマト運輸のサービスで、冷蔵タイプ(0℃~10℃)と冷凍タイプ(-15℃以下)があり、保冷しながら輸送します。輸送時の品質劣化を防ぐため、120サイズまたは15kgを超える荷物の取り扱いはできないことになっています。また、クール便は温度を保つサービスなので、荷物を冷やしたり凍らせたりする冷却機能はありません。あらかじめ予冷したものを発送しましょう。

 

冷蔵タイプ 輸送時の保冷設定温度…0℃~10℃
冷凍タイプ 輸送時の保冷設定温度…-15℃
サイズ・重量 ・120サイズ(3辺の合計が120cm以内)まで

・15kgまで

送料 例:関東~関西

1,280円~2,630円

2023年4月現在

チルドゆうパック

チルドゆうパックは日本郵政のサービスで、冷蔵タイプ(0℃~5℃)のみ取り扱っています。生鮮食品やお中元、お歳暮、贈答品などの発送に適していますが、荷物はあらかじめ予冷したものを窓口に持っていきましょう。チルドゆうパックの送料は、基本運賃(ゆうパックの運賃)のサイズごとに追加料金が加わります。

冷蔵タイプ 管理温度帯…0℃~5℃
サイズ・重量 ・150サイズ(3辺の合計が150cm以内)まで

・25kgまで

送料 例:関東~関西

1,195円~4,260円

2023年4月現在

飛脚クール便

飛脚クール便は佐川急便のサービスで、冷蔵タイプ(2℃~10℃)と冷凍タイプ(-18℃)があり保冷しながら輸送します。他社のクール便よりもサイズや重量の幅が広く設定されているのが特徴です。飛脚クール便の送料は、基本運賃(飛脚宅配便の運賃)のサイズごとに追加料金が加わります。

冷蔵タイプ 輸送時の保冷設定温度…2℃~10℃
冷凍タイプ 輸送時の保冷設定温度…-18℃
サイズ・重量 ・140サイズ(3辺の合計が140cm以内)まで

・30kgまで

送料 例:関東~関西

1,245円~3,200円

2023年4月現在

クール便にオススメの梱包材

ダンボール

冷凍便の際に活躍する外装材(荷物を送る際に使用する外側の包装)はダンボールです。冷凍便に普通のダンボールを使用して良いの?と思われるかもしれませんが、配送中は冷却装置を備えたトラックの荷台で、冷気に守られています。ダンボールはこの冷気を通しやすいため、むしろ外装材として推奨されています。(ヤマト運輸 「魚介類・肉類(クール宅急便・冷凍)の梱包方法」より)

逆に発泡スチロールを使用した場合は外からの冷気を通さないため、中に保冷剤を入れる必要があります。

 

ただし、冷蔵便でのご使用には注意が必要です。というのも、冷蔵便の場合は結露が起きやすく、紙製のダンボールは向いていません。冷蔵便に関しては発泡スチロールと保冷剤のご利用をオススメします。

保冷剤

保冷剤は氷やドライアイスに代わるもので生鮮食品や和・洋菓子、お土産品など、低温維持をしながら荷物を発送する、なくてはならないものです。小さいものから大きいものまでありますが、20g〜1000gと季節や送りたいものの大きさ、外での使用時間によって調整できます。氷やドライアイスに比べ安全で経済的な保冷剤です。

個数で調整もできますが、重さが出てくるので送料が変わってきます。アイスクリームや冷凍食品の使用には適していないので注意しましょう。発砲スチロールでの梱包は外からの外気は通さないので、中に保冷剤を入れて温度調整すると保冷維持できます。

クール便には紙袋や封筒・普通のダンボールを使ってもいい?

 クール便では紙袋や封筒、ダンボールを使用して発送できます。撥水加工されたものやクール便専用の発泡スチロール箱以外を使用しても大丈夫です。しかし、冷蔵・冷凍品の梱包には注意。

送りたいものから水滴が出て水濡れが発生したり水漏れが起きる場合があります。心配な方はビニール袋で梱包してから紙袋や封筒、ダンボールに詰めて発送すると良いでしょう。ダンボールは冷気を通しやすいため、推奨されています。クール便の梱包方法のポイントをご紹介します。

クール便の梱包方法のポイント

(1)品物を傷めないように充分冷凍・冷蔵保存しておく

クール便を利用する際は、必ず送る荷物を十分冷凍・冷蔵しておくことが大切です。各宅配会社のクール便は荷物を輸送時の冷却機能はなく、荷物の低温維持をしながら送り先まで届けるようになっています。品質や鮮度を保ちながら送り先に届けるためには、十分冷凍・冷蔵しておかなければなりません。

予冷の目安は、冷蔵タイプは10℃以下で6時間以上、冷凍タイプは-15℃以下で12時間以上になります。予冷をしていない場合、保冷温度が上昇し他の方が送る荷物に影響を与える場合もあるので、荷物を引き受けてもらえません。必ず送りたい荷物は十分冷凍・冷蔵保存しておきましょう。

(2)品物に合わせて丁寧に梱包する

クール便で品質を保ったまま安全に荷物を配送してもらうためには、品物に合わせてしっかり丁寧に梱包しなければなりません。ふたのある物はゴムでふたが開かないような工夫をしたり、汁気のあるものはビニール袋やジップロックで漏れないようにひとつずつ入れるなど、品物の形状に合った適切な梱包をしましょう。

・肉魚類を送る場合の注意・コツ

(1)品物を傷めないように必ず予冷しておく

(2)十分に冷蔵・冷凍したものを冷蔵庫から取り出し、ジップロックに入れてしっかりと閉めます

(3)ジップロックの上から、緩衝材で包みテープで止めます

(4)最初にダンボール底面に緩衝材を敷き詰め、荷物を詰めたら動かないように緩衝材で固定します

・お菓子・食べ物を送る場合の注意・コツ

(1)冷蔵のお菓子は予冷をしてからビニール袋に入れましょう。ひとつずつビニール袋やOPP袋に入れます。保冷剤から水滴が出ることもあるので、保冷剤もひとつずつビニール袋に入れましょう。

(2)保冷剤と一緒にダンボールに入れましょう。隙間に緩衝材を詰めることで固定でき、品物の形が崩れずに届けられますよ。

クール便使用の注意点

クール便の冷凍車から荷物を降ろしている配達員のイラスト

クール便には冷凍と冷蔵の2種類があります。以下の点に注意が必要です。

冷凍の場合…必ず凍った状態で配送業者に持ち込む

冷蔵の場合…冷やしてから配送業者に持ち込む

冷凍・冷蔵のクール便は、配送中に凍らせたり冷やしたりするサービスではありません。予冷していないと荷物の引き受けを断られることがあります。冷凍品・冷蔵品をあらかじめ予冷してから配送業者に持ち込むようにしましょう。

コンビニでは発送も受取もできない

コンビニでは冷凍品・冷蔵品の発送や受け取りは行っていません。コンビニでは預かった荷物を宅配業者が集荷しますが、集荷まで保管する冷蔵庫・冷凍庫がないため発送も受け取りも不可です。発送宅配ボックスやPUDO、置き配なども、温度管理ができないので利用できないようになっています。

冷凍品・冷蔵品は直接配送業者に持ち込みましょう。自宅での受け取りができない場合は、勤務先や指定先などに転送してもらえるように手続きも可能です。

クロネコヤマトの魚介類・肉類(クール宅急便・冷凍)の梱包方法

ヤマト運輸のクール宅急便(魚介類・肉類)の梱包方法を紹介します。

(1)品物を傷めないように必ず予冷しておく

(2)十分に冷蔵・冷凍したものを冷蔵庫から取り出し、ジップロックに入れてしっかりと閉める

(3)ジップロックの上から、緩衝材で包みテープで止める

(4)最初にダンボール底面に緩衝材を敷き詰め、荷物を詰めたら動かないように緩衝材で固定する

クール便では最後の梱包に発砲スチロールは向いていません。空気を通さない素材なので、通気性の良いダンボールを使用しましょう。

監修者紹介

日本最大級の梱包資材通販サイト、梱包材の専門店【コンポス】の代表。
長年、梱包資材業界に携わり、多種多様なお客様のご質問やお悩み、ニーズにお応えしてきました。
梱包資材に関するご質問やお悩みは何でもお気軽にご連絡ください。

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