レターパックの配達日数は?送り方のポイントや宅配便との違い
目次
レターパックとは
レターパックの特徴
レターパックとは、専用の封筒に入れた荷物を全国一律料金で郵送できるサービスです。
レターパックプラスとレターパックライトの2種類があり、それぞれサイズや受け取り方法、価格が違います。
どちらのレターパックも、専用の封筒に荷物を入れて、郵便窓口への差し出しやポスト投函で利用可能です。信書、小さな商品や書類など、様々なものを簡単に発送することができます。また平日だけでなく、土日や休日も配達が行われるため、忙しい方でも便利に利用できるサービスです。
レターパックの配達日数の目安
レターパックの配達日数は、おおよそ1日~3日程度が多いようです。
ただし正確な配達日数は郵便窓口で差し出した時間帯やポスト投函・集荷時間、交通状況、配送距離によって変わります。日本郵便のホームページでのお届け日数検索や、レターパックについている追跡サービスで配達状況を確認しましょう。
定形外郵便との違い
(1)専用梱包の有無
定形外郵便は箱や袋、封筒など、使用する梱包材に指定はありません。紙袋やダンボールなど、何を使用しても送れます。
レターパックには専用の封筒があり、購入する必要があります。この専用封筒代が送料となりますので、切手等の支払いは不要です。
(2)サイズ・重さ
定形外郵便には規格内と規格外があり、送れる荷物の上限サイズと重さが異なります。
レターパックの2種類の違いは、厚みに制限があるかないかです。
定形外郵便(規格内) | 定形外郵便(規格外) | レターパックプラス | レターパックライト | |
サイズ | 長辺34cm以内 短辺25cm以内 厚さ3cm以内 |
3辺合計90cm(長辺60cmまで) 直径3cm×長さ14cmの円筒形のもの |
A4サイズ | A4サイズ 厚さ3cm以内 |
重さ | 1kg以内 | 4kg以内 | 4kg以内 | 4kg以内 |
(3)料金
〈規格内〉120円~580円
〈規格外〉200円~1350円
〈レターパックライト〉全国一律370円
〈レターパックプラス〉全国一律520円
※料金は2023年3月現在
(4)集荷の有無
レターパックプラスのみ集荷可能です。定形外郵便はどんなサイズであっても集荷サービスを利用できませんので、ご注意ください。
(5)代引き対応の有無
定形外郵便のみ代引きが使用できます。レターパックでは、代引きはご利用いただけません。
(6)追跡の有無
レターパックはお問い合わせ番号により荷物を追跡できます。
(7)土日祝日の配達
レターパックは土日祝日も配達されます。定形外郵便は土日の配達はお休みしていますのでお急ぎの場合はご注意ください。
(8)受け取り方法
レターパックプラスは対面受け取りで、受領印または署名の必要があります。定形外郵便とレターパックライトは郵便受けに投函されます。
対面受け取りで確実に荷物を届けたい場合にはレターパックプラスを、気軽に郵便受けで受け取りたい場合はレターパックライトや定形外郵便を利用しましょう。
レターパックはコンビニでも買えます!
レターパックは郵便窓口だけでなく、コンビニでも購入可能です。
郵便局まで行く時間や手間がない場合でも、24時間営業しているコンビニエンスストアでレターパックを購入できるため、深夜や早朝でも手軽に利用することができます。
郵便箱と提携しているローソンには郵便ポストが用意されているので、購入も発送も可能です。
またローソン以外でも、セブンイレブンやミニストップなどにポストが設置されているところがあるので、近くにあるか確認してみると良いでしょう。また、郵便局のネットショップでもまとめ買いが可能です。
レターパックを販売しているコンビニ
・ローソン
・ローソンストア100
・ミニストップ
・デイリーヤマザキ
・セイコーマート
・セブンイレブン
レターパックのメリット
レターパックは専用の梱包資材が近くのコンビニで購入できたり、ポスト投函できたり、追跡サービスがついていたりと、とても便利なサービスです。他にも以下のメリットがあります。
安価な配送料
レターパックの料金は全国一律料金なので、到着場所を気にせずに送ることができます。
レターパックプラスは520円、レターパックライトは370円とサイズや重さなどの制限はありますが、安価でわかりやすい料金設定となっています。
※価格は2023年3月現在
送り状が不要
大きい荷物を送る宅配便の場合、宛先などを記入する送り状が必要です。その送り状がレターパック専用の封筒に既に印字されているので、送り状を別途用意する必要はありません。直接宛先など記入できるので、送り状を用意し貼り付ける手間が省けて便利です。
レターパックライトとプラスの違い
2種類あるレターパックは、それぞれ送料や荷物のサイズ制限が異なります。レターパックライトとレターパックプラスの違いをご説明しますので、用途にあわせてご活用ください。
レターパックライト
・料金…日本全国一律370円
・梱包封筒の色…青
・厚さ…3cm以内
・配達方法…郵便受け
レターパックライトの特徴としてはプラスよりも150円安く、ただし厚さに限りがあります。2〜4冊程度のコミックや文庫本、CDやDVD、薄手の衣類、アクセサリーを送ることに適しています。
レターパックプラス
・料金…全国一律520円
・梱包封筒の色…赤
・厚さ…A4サイズで重さが4kg以内であれば、3cmの厚さを超えても良い
・配達方法…対面での配達で、受取人の受領印か署名が必要
レターパックプラスはライトと違い、封筒にしっかり封をしている状態で荷物が入っていれば、厚みのある荷物を送れます。厚手の衣類を発送する際は、圧縮袋を使って梱包するなど封筒が破れないよう工夫をすると良いでしょう。
宅配便とレターパック・使い分けのポイント
重量・サイズによる使い分け
宅配便は荷物の3辺が最大160cm以内、重さ25kg以内というように、大きくて重いものに向いています。
レターパックはA4サイズ、4kgまで(レターパックライトは厚み3cmの制限あり)なので、小さくて軽いもの(薄手の衣類、書類、アクセサリーなど)を送るときに使用すると良いでしょう。
レターパックプラスは、封筒が破れない限りは厚みに制限はありません。ただ無理をすると、封筒が傷んで強度に支障が出てしまいます。封筒が破れそうなほどの荷物は無理をせず、他の配送方法を検討してください。
配送先の距離による使い分け
宅配便は発送と到着場所によって、距離がある程料金が加算されていきます。レターパックは距離に関わらず全国一律料金になっているので、遠い地域に送る場合は、レターパックのほうがお得です。ただしサイズと重量制限にはご注意ください。
レターパックの出し方手順
(1)レターパックのサイズに合わせて荷物を梱包する
荷物のサイズ確認をしてから梱包します。水濡れや損傷防止のためにOPPシートで包んだり、プチプチやシートなどで巻いたり、荷物に合う梱包をしましょう。
(2)レターパックに必要事項を記入
荷物を入れる前に必要事項を記入しましょう。レターパックの封筒表面に、相手先と自分の住所・名前・電話番号・荷物の品名を忘れずに。レターパックを郵便局の窓口から送る場合は、品名を詳しく書いておくとスムーズに受付できます。
「日用品」や「雑貨」ではなく、「衣類」「お菓子」「アクセサリー」など詳しく記載するようにしましょう。
(3)送りたい荷物を入れる
荷物を入れ、粘着テープをはがしてしっかり封をします。点線のガイドラインが完全に見えなくなるように封をしましょう。
(4)問い合わせ番号シールを剥がす
保管用シールと書かれている追跡番号の記載されたシールを剝がします。剥がしたシールは荷物が届け先に届くまで大切に保管しましょう。
下の配達証は剥がさないように気をつけましょう。配達証が剝がれているレターパックは、使用できなくなるので注意が必要です。
(5)投函、もしくは窓口へ差し出す
ポストに投函、または郵便局の窓口に差し出して完了です。荷物の厚みで郵便ポストに入らない場合もあるので注意しましょう。
レターパックの発送方法についての注意点
封筒・袋の種類
レターパックの専用封筒は紙製です。丈夫ではありますが、濡れたり破損したりする可能性があります。
OPPシートの袋に入れたり、エアークッション(気泡緩衝材)や緩衝材で包んだりしてからレターパックに入れましょう。大切な荷物が相手に気持ちよく届けられるような梱包が大切です。
プチプチ(エアーキャップ)は梱包材の定番商品。規定のサイズにカットして5種類規格品として大量在庫しています。
あらかじめカットしているので梱包しやすく、作業効率向上にもお役立ち!
重さや厚さの制限に注意!
レターパック利用時には、重さや厚さの制限を超えないようにしましょう。レターパックの重さは4kgまで、レターパックライトは3cmの厚み制限があります。レターパックライトでは3cmを超えた荷物は配送してもらえません。
不安な場合は郵便窓口に相談したり、100円ショップで販売している3cmの幅を測るアイテムで確認してから発送すると良いでしょう。
またレターパックプラスは、封筒が破れない限りは厚みに制限はありません。ただ無理をすると、封筒の強度に支障が出る場合も。大きすぎる荷物は、定形外郵便や宅配便を検討してみてください。