時計の梱包方法を解説!正しい梱包手順・注意点をチェックして安全に発送しよう
「時計の梱包方法ってどうしたらいいの?大事な時計だし、到着までに何かあっても困るから、しっかり梱包したい」
「フリマアプリで出品中の時計が売れた!これから梱包して送るけど、何に注意したらいいのだろう」
本記事ではこのように時計の梱包方法でお悩みの方へ、必要なアイテムから梱包手順、注意点まで網羅して解説します。
梱包後に発送するときの運送会社ごとの特徴もまとめていますので、ぜひご覧ください。
目次
時計の梱包に必要なアイテム
時計の梱包に必要なアイテムは、以下です。
・緩衝材
・ビニール袋
・テープ
・はさみ
・クッション封筒もしくは段ボール
・新聞紙やクラフト紙※段ボールの場合
時計の梱包資材は、状態が悪くなければネット通販で商品と一緒に届いたものを、再利用してもかまいません。
なければ100円均一でも簡単にそろえられるので、購入しましょう。
まず緩衝材は、一般的に「プチプチ」と呼ばれる気泡緩衝材を用意します。
ビニール袋は防水性があればどのようなものでもかまいませんが、見栄えを考慮するならOPP袋がおすすめです。
パリッとした素材をしており、透明性が高いのでラッピングによく使われ、100円均一では「クリアポケット」「テープ付きクリアファイル」といった商品名で販売されています。
そして時計を入れて発送するために、内側にエアクッションが付いたクッション型封筒を用意しましょう。
より安全に発送するなら段ボールがおすすめですが、新聞紙やクラフト紙などが緩衝材として隙間埋めに必要となるので忘れないでください。
すべての梱包材を用意したら、早速梱包していきましょう。
時計の梱包方法3STEP
時計の梱包方法は、以下3STEPです。
・STEP1|時計を緩衝材で包む
・STEP2|時計をビニール袋に入れる
・STEP3|時計をクッション封筒もしくは段ボールに入れる
順番に解説します。
STEP1|時計を緩衝材で包む
まずは時計を緩衝材で包んでいきます。
時計の種類や箱の有無によって、以下のように包み方を変えてください。
包む時計 | 時計を緩衝材で包む方法 | |
腕時計 | ベルトがつながっているタイプ | ベルトに丸めた緩衝材を通す。
さらに上から全体を保護するように緩衝材で巻く。 |
ベルトを伸ばせるタイプ | 段ボールの上にベルトを伸ばして置き、緩衝材で巻く。 | |
壁掛け時計・置時計 | 文字盤を重点的に緩衝材で包む。 | |
箱がある時計 | 箱に入れた時計を緩衝材で包む。 |
ベルトをまっすぐに伸ばせない、つながったタイプの腕時計は文字盤の裏が発送中に傷つかないよう、緩衝材を通してください。
その上から全体を保護するように緩衝材で巻けば、傷つかないよう梱包できます。
一方ベルトを伸ばせるタイプは段ボールに平らに置いて緩衝材で巻くことで破損を防止でき、なおかつ送料も抑えられます。
また腕時計ももちろんですが、とくに壁掛け時計や置時計は文字盤が割れやすいです。
2重か3重に、緩衝材をしっかり巻いてください。
時計によって傷や破損しやすい箇所が異なるので、緩衝材の使い方を変えながら包んでいきましょう。
STEP2|時計をビニール袋に入れる
雨や雪などによる水濡れを防止するために、ビニール袋に時計を入れます。
開封口は隙間ができないよう、テープでぴったりと止めましょう。
STEP3|時計をクッション封筒もしくは段ボールに入れる
クッション封筒もしくは段ボールに時計を入れて、発送の準備をします。
このときクッション封筒や段ボールが大きすぎると、隙間ができて発送中に中で動き、破損のリスクが高まります。
送料も上がってしまうので、時計のサイズに合った大きさのクッション封筒や、段ボールを用意してください。
ただし段ボールを使用する場合は、時計のサイズに合った大きさを選んでも隙間ができてしまうことがあるので、新聞紙やクラフト紙をふんわり丸めながら入れましょう。
時計が動かないように梱包を終えたら、最後に封をして完成です。
時計の梱包後は発送!各運送会社・メルカリ便の特徴一覧
さて、時計を梱包したら発送していきましょう。
発送するときに利用できる運送会社は、以下4社です。
・ヤマト運輸
・日本郵便
・佐川急便
・メルカリ便
各社のサービスと料金・サイズなどを一覧にして紹介しますので、見ていきましょう。
ヤマト運輸
ヤマト運輸を利用して時計を送るなら、宅急便コンパクトもしくは宅急便がおすすめです。
ヤマト運輸【関東ー関東】 | ||
宅急便コンパクト | 宅急便 | |
サイズ | 60サイズよりも小さな荷物 | 60サイズ
(2kgまで~) |
料金(税込) | 649円
専用資材70円 |
935円~ |
事故補償 | 3万円まで(税込) | 30万円まで(税込) |
追跡サービス | あり | あり |
参考:ヤマト運輸「宅急便」
腕時計であれば、宅急便コンパクトの利用で十分でしょう。
日本郵便
日本郵便を利用する場合は、さまざまな選択肢があります。
日本郵便【東京ー東京】 | ||||
定形外 | ゆうパック | レターパック プラス/ライト |
ゆうパケット | |
サイズ | 50g以内~ | 60サイズ (2kgまで~) |
340mm ×248mm |
3辺合計60cm以内 (長辺34cm以内) 厚さ3cm以内 重量1kg以内 |
料金(税込) | 120円~ | 820円~ | プラス:520円
ライト:370円 |
250円~ |
事故補償 | なし | 30万円まで | なし | なし |
追跡サービス | なし | あり | あり | あり |
参考:日本郵便「ゆうパック」
参考:日本郵便「レターパック」
参考:日本郵便「ゆうパケット」
注意点として、日本郵便を利用する場合は、ゆうパック以外事故補償がありません。
とくに定形外の場合は追跡サービスもないことから、有料にはなりますが、万一の時に補償してもらえる「書留」の利用も視野に入れるといいでしょう。
佐川急便
佐川急便を利用して時計を発送するなら、飛脚ゆうパケット便もしくは飛脚宅配便が選択肢となります。
佐川急便【関東ー関東】 | ||
飛脚ゆうパケット便 | 飛脚宅配便 | |
サイズ | 3辺合計60cm以内 (長辺34cm以内) 厚さ3cm以内 重量1kg以内 |
60サイズ(2kgまで~ |
料金(税込) | 250円~ | 910円~ |
事故補償 | なし | 30万円まで(税込) |
追跡サービス | あり | あり |
参考:佐川急便「飛脚宅配便」
飛脚ゆうパケット便は、佐川急便と日本郵便が提携しているサービスです。
腕時計の大きさでしたら飛脚ゆうパケット便を使用できますが、事故補償がありません。
高価な時計なら、事故補償のある飛脚宅急便を検討しましょう。
メルカリ便
フリマアプリメルカリを利用した方は、メルカリ便が選択肢としておすすめです。
メルカリ便にはヤマト運輸と提携しているらくらくメルカリ便と、日本郵便が提携しているゆうゆうメルカリ便の以下2種類があります。
らくらくメルカリ便 | |||
宅急便コンパクト | 宅急便 | ネコポス | |
サイズ | 60サイズよりも小さな荷物 | 60サイズ(2kgまで~) | 厚さ3cm以内・重さ1kg以内 |
料金(税込) | 450円
専用資材70円 |
750円~ | 210円 |
事故補償 | あり | あり | あり |
追跡サービス | あり | あり | あり |
ゆうゆうメルカリ便 | ||
ゆうパック | ゆうパケット | |
サイズ | 60サイズ~ | 3辺合計60cm以内 (長辺34cm以内)厚さ3cm以内 重量1kg以内 |
料金(税込) | 750円~ | 230円 |
事故補償 | あり | あり |
追跡サービス | あり | あり |
ゆうパケット ポスト |
ゆうパケット ポストmini |
ゆうパケット プラス |
|
サイズ | 32.7cm× 22.8cm× 3cm |
21.6cm ×17.8cm |
厚さ7cm以内 重さ2kg以内 |
料金(税込) | 215円 専用箱: 65円 発送用シール (10枚入) :75円 |
160円 専用封筒: 20円 |
455円 |
事故補償 | あり | あり | あり |
追跡サービス | あり | あり | あり |
メルカリ便を利用する場合はどのサービスも追跡ができ、万一の時のサポートもメルカリから受けられるので安心して発送できます。
ただし専用資材が必要になる場合があるので、総合的な料金を比較しながら利用しましょう。
時計の梱包・発送時の注意点3つ
時計の梱包・発送時の注意点は、以下3つです。
・文字盤が破損しないようしっかり保護する
・取り扱い注意の表記で発送する
・リチウム電池内蔵の時計ではないことを確認する
順番に解説します。
文字盤が破損しないようしっかり保護する
時計の梱包時は、文字盤が破損しないようしっかり保護することが大切です。
確実に保護するなら、短冊状に切った緩衝材を文字盤へ重ねて巻き付けるといいでしょう。
また文字盤以外の部品同士も当たると傷になるので、重なる箇所は緩衝材で覆って梱包してください。
取り扱い注意の表記で発送する
時計は精密機器のため、「取り扱い注意」の表記をして発送しましょう。
伝票に選択できる箇所があればチェックを入れ、なければ赤字やシールで以下のように記載するとわかりやすいです。
取扱注意
壊れもの 割れ物注意 精密機器 下積み厳禁 水濡れ厳禁 天地無用 |
ただし表記をしても、必ずしも破損しないとはいえません。
しっかり時計を梱包したうえで、必要に応じて補償サービスを付けましょう。
リチウム電池内蔵の時計ではないことを確認する
発熱や発火の恐れから航空機での輸送ができない場合があるので、リチウム電池内蔵の時計ではないか、あらかじめ確認しておきましょう。
各運送会社の、リチウム電池を内蔵した時計への対応は以下を確認してください。
ヤマト運輸>リチウムイオン電池を内蔵している製品・機器は、送れますか? |
※らくらくメルカリ便はヤマト運輸、ゆうゆうメルカリ便は日本郵便を確認してください。
航空機での輸送ができない場合は、陸路による輸送となります。
フリマアプリのように商品として送る場合は、届くまで時間がかかる旨を連絡しましょう。
時計の梱包資材をお探しならコンポスへ
本記事では、時計の梱包方法について、手順や注意点を解説しました。
時計は精密機器のため、緩衝剤を適切に使用して梱包する必要があります。
とくに文字盤をしっかり保護したうえで、ほかの部品同士も当たらないよう注意して梱包しましょう。
時計の梱包資材は自宅にあるものを利用できますが、商品として発送するのなら、梱包資材専門店のコンポスからの購入がおすすめです。
お値段の安さはもちろん、即日発送も可能ですので、ぜひご利用ください。